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〜果物の栄養成分と効果について〜 |

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みかんに含まれるカロチノイドの一種である「β-クリプトキサンチン)
(以下β-CRY)という成分には、今、医学会で注目されている機能性
があります。
血中のβ-CRY濃度が高いと、つまり「みかんをよく食べる人」ほど
・インスリン抵抗性のリスクは低く、糖尿病や動脈硬化になりにくいと
考えられています。
・メタボリックシンドロームのリスクが低いと考えられています。
・閉経後の女性でも骨密度が高いことがわかりました。
みかんに含まれているビタミンCや利尿作用のあるカリウムに加え
新しい機能が注目されています。
(参考:農研機構 果樹研究所カンキツ興津拠点 権区尾機能性研究チーム) |

ブルーベリーの特徴は、アントシアニンが非常に多く含まれていることです。眼の網膜にはロドプシンという紫色の色素があり、光の刺激を受けた時、脳に信号を伝えて「見える」と感じさせるのですが、強い光を受けたり、長時間目を酷使したり、加齢などによって、ロドプシンは分解され減少します。
アントシアニンはこのロドプシンの再合成を助ける働きがあります。
そのため、ブルーベリーは、弱い光の中での視力を改善し、眼精疲労を回復する効果があると多数報告されています。
ビタミンEや食物繊維も多く、果物の中では最も高いグループに属しています。また、ラットの実験により、老化に伴なって起こる運動能力、平衡感覚、記憶力などの低下を抑制する効果が際立って高いことも明らかになりました。
ブルーベリーは、抗酸化成分や食物繊維を豊富に含んでおり、眼精疲労の回復、老化防止、脳卒中などの循環器系疾患の予防効果が期待できる果物です。
(参考:日本園芸農業協同組合連合会) |
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梨には食物繊維(水溶性食物繊維、不水溶性食物繊維)が豊富に含まれています。特に、水溶性食物繊維は急激な血糖値上昇を抑制する作用があります。水溶性食物繊維は胃で粘度の高い状態になり、胃や小腸内の滞留時間および拡散速度が遅くなり、炭水化物の消化や吸収の速度が緩和されることから、血糖値の上昇が穏やかになると
考えられています。水溶性食物繊維の働きはそれだけでなく、コレテロールの正常化作用にも認められています。従って食物繊維は、高脂血症の治療に有効なだけでなく、健常者に対しても高脂血症の予防に役立つと考えられています。
また、不水溶性食物繊維は、腸内細菌によっても分解されないため、便のかさを増やす効果とともに水分を保持する力が強いので、便に水分を適正にして柔らかくする作用があり、お通じをよくします。
さらに、ナシには気管支炎、肺気腫などの慢性非特異的肺疾患に対する予防効果もあることが、免疫調査から明らかとなっています。
(参考:日本園芸農業協同組合連合会) |

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