
 
私たちは、農業を通して「食」を学び、
人と人、人と自然の豊かな繋がり方を求め、
よりよい暮らしを、共に築ける農園でありたいと願っています。
私たち人間の暮らしは、大いなる自然のしくみに支えられ、成り立っています。
どんなに技術が進んでも、雨粒ひとつ、人間の力の及ぶものではありません。
懐深い自然の力の前に、私たち人間の力は、ほんの微々たるもの。
だけれど、その微に、細に、技を宿すことに一生を費やすのが農業です。
お天道さまの道理に従って、足を運び、手を掛け、心を砕きます。
手を掛けたことは、善くも悪くも、正直に還って来ます。
「自然」は私たちに、手間ひまを惜しませません。
自然に逆らわず、理に叶う農業をする。
それは、目の前の一本の草木からも教えを乞えるようになること。
謙虚に誠実に向かい合うことで、
ようやく土からの恵みを分けてもらうことができます。
それが私たちの丹誠。
農業は草木に育てられ、草木とともに成長する生き方。
思い描く樹に仕立てるためには、何年も何年もかかります。
暑さ寒さの中で、季節の巡りに添った働きは人間の原点。
この先もずっと農業を続けていかれるよう、食べる人の気持ちを考えて、樹が喜ぶことを考えて、
私たちは畑に足を運びます。それが、自然と人との仲立ちとなる、私たち農家の仕事。
「おいしい」のひとことで満たされ、土地とともにある暮らし。大きな自然に感謝。

↑こんな土地で作っています!

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